THE RAMPAGE Live Tour “Cyberhelix”ネタバレと『SOLDIER LOVE』のこと(つらかった話)
オープニングブロックが終わったあと、川村壱馬さんのラップが始まったとき、一抹の不安が頭をよぎり、そしてその不安が的中してしまった。川村壱馬さんの、「正義履き違えたHateとOrder」「歪んだ勧善懲悪」の歌詞の後にパフォーマンスされる『SOLDIER LOVE』はあまりにも雄弁すぎはしないか。しかもその直後に『EVEREST』で「眼中にないHater」「誰がTrue Player」とかれらは歌う。
これが意思表明でなければなんなのだろう。ライブの構成はこれまでもすべてかれらが考えているはずでしょう。『SOLDIER LOVE』に対する批判は、かれらにとって、「ノイズ」でしかなかったのかもしれない。
わたしは「『SOLDIER LOVE』のときは座る」という確固たる意志を持っていましたが、実際に川村壱馬さんのラップの後バックモニターに『SOLDIER LOVE』のタイトルが表示されたとき、動機がして腰を下ろさざるを得なかったです。あと2枚チケットあるんですけど、あれに耐えられる気がしない。
THE RAMPAGE Live Tour “Cyberhelix”ネタバレ感想(よかったところとかも含む)
オープニング『Cyberhelix』からの『SILVER RAIN』、良かったです。ちょっとサイバーパンクっぽい世界観。あとわたしは鈴木昂秀さんのファンなので『Dream On』から『No Gravity』でコレオが続くは嬉しかったですね。曲も親和性がある。
あとはボーカルのコーナーがバンドメンバーとのセッション形式になっていてよかったです。それぞれ選ぶ曲もすごく「ぽいな〜」という感じで。
パフォーマーパート、「サイバーパンクトンチキ日本」って感じです。ハリウッドのトンチキ日本描写のようなオリエンタリズムを逆手に取って自分たちのものにしてみせよう、みたいな意図は……あったらいいけどね……。
『STARRY LOVE』、コールドプレイやキーンを彷彿とさせるサウンドで好きなんですが、衣装もコレオもすごく良かったです。『SOLDIER LOVE』を経たがゆえに黙示録の天使っぽくも見えるが……。最後の武知海青さんには「オフィーリア……」となりました。