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・(日本/日本語の)「宗教右派」は〇〇教右派団体(法人)の意ではない
・(日本/日本語の)「宗教右派」の「宗教」は特定の一宗教を指さない
・「宗教右派」は他称である
「宗教右派」の語は現状、右派(的)主張(右派は差別主義者の代用語ではない)をした者に何らかの宗教の影(宗教の種類は問わない)が見えた際、
宗教でないか右派でないか、或いはそのどちらでもないと自認する者によって、
実際には宗教だろうがなかろうが、右派だろうがなかろうが使用され、
「脱宗教を徹底すべき」と、信仰を理由とした排斥や信仰を明らかにしていない者/団体へ宗門改めを正当化する名目になっている差別的現状があります。
引き合いにされたアメリカでの「宗教右派」における「宗教」は、基本的に特定の一宗教を指し、その宗教宗派の中で連帯が完結している状態と認識していますが、
日本で「宗教右派」と目される組織は、日本会議を始め、様々な宗教の信仰者が入り混ざり、宗教教義でなく政治思想で連帯している状態です。
そして、その団体と「関係がある」と考えられた段階で、当人の信仰とは無関係に「宗教右派」、あるいはそれと同等のものとして扱われています。
(続)
これを「宗教の垣根を越えて結託している」などと、政治思想の如何を問うのでなく、あくまで宗教という要素に拘り、「信仰を持つこと自体が特殊で危険である」という価値観を推し進めることは差別的であり、
かつ問題の解消にも繋がらないため、この「宗教右派」という語の差別的濫用を批判しています。
(シネマンドレイクさんも、「純粋に信仰しているだけなんて状態はそうそうなくて、宗教と政治の接続はあるものです。」「日本でも多くの宗教は確かな基盤を持ち、どこかしらで権力に接続しています。」と謎のホラーみたいなことを仰っていますが、この場合の宗教の定義とは？仏教出典の「宗派の教え」を意味する「宗教」の語でなく、明治に登場した訳語である「宗教」の語の定義は、この国の思想統制によって非常にややこしい変遷を辿っておりますが、我々神道の者はその中に入れて頂けるんでしょうかね？入れる/入れないとしたらそれはどういう基準で？)
補足:
(日本/日本語の)は、「少なくとも」(日本/日本語の)の意です。個々の宗教名で〇〇教系右派団体等とせず全部ひっくるめて「宗教右派」とすること、信仰を持つ持たないで分類することはアメリカでも問題になるのでは？と思うのですが、他に関してはデータがないのでどうとも言えません。