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マルク・レビンソン『コンテナ物語』読了。
とても面白かった。
この本によると、1956年、アメリカのトラック運送業者によってコンテナの海上輸送がなされ、これがコンテナ輸送の始まりなのだそうです。ずいぶん最近だ。ということは、二次大戦の時は人の手で荷物の積み下ろしをしてたのか。
コンテナ自体はただの箱なので特に技術革新があるわけではないのですが、コンテナ輸送というシステムは世界を作り変えてしまったわけで、その経緯がありありと描き出されています。統一規格を決めるのも大変。
世界の仕組みのパラダイムシフト。
もうとにかく、この本では、産業保護のための規制と、労働組合の抵抗がすごかったです。
“コンテナ輸送は新しい経済を作ったが、古い経済を破壊した”わけです。

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