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米澤穂信『氷菓』読了。
わたくし事となるのですが、高校が舞台の話を読むと、わたしの高校生活を反映したような小説が読みたいなあ、とつい思ってしまいます。
話は淡々と進んでいてわりかし好みなのですが、淡々と読むには当時人物の名前にちょっとクセがあるなと、思いました。

僕の行ってた高校。
毎日朝課外(17:30開始)がある、夏課外(全員強制参加20日間)がある、冬課外もある、冬の早朝にマラソンもしくは柔道・剣道の練習がある週がある、夏至の頃に夜通し歩く謎行事がある、文化祭はない、部活は実質強制参加、吹奏楽部以外の文化部の存在感は希薄、大運動会がある、行進と集団行動とラジオ体操と組体操(男子)とワンズ体操(竹槍体操)(女子)の練習ばかりしている、運動会の時男子は上半身裸に剥かれる、体育の授業は帽子ではなく鉢巻、日焼け止め禁止、マフラー禁止、校歌の絶叫指導がある、朝は校門に先生方が並んで挨拶運動(気合いが入っていないと怒鳴っている)をしている、やたら宿題が多い。
偏差値は中の中ぐらいの公立高校。
今はさすがに少しは変わってると思う。
僕は不登校を拗らせて引きこもりになった。

あ、あさかがい(0限)、17:30開始じゃなくて、7:30開始です!

米澤穂信『氷菓』を読んで思ったのは、青春を謳歌している高校生活が「薔薇色」で、省エネで過ごしたい奉太郎の高校生活が「灰色」ならば、わたしの高校生活は何色だったんだよ、というものです。
確かなのは、わたしの高校生活及び青春は「氷菓」を口にすることもなかった、ということです。

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