十二国記マラソンをお休みします。その理由です。前向きなものではないです。
私は、自分が好きなものについて突き詰めて考えるのと同時に、「自分にとってこれはつらいかもしれない」と思うものについても突き詰めて考えたいなと思う者です。
単に「好みでない」ときはnot for meで終わらせるべき。そのコンテンツを好きな人もたくさんいると思うので、ということで納得すべきだと思います。ですが『十二国記』は、not for meで終わらせるのではなく「この時代に新版が出るならば社会学的に論理立てて批判しないといけないのでは?」という気持ちの方が先に立ってしまいました。
物語としては面白いです。とても続きが気になります。キャラクターも魅力的です。しかしただ面白いと思って十二国記を読むには私の中で2023年という時期はあまりにも合いませんでした。実際に生まれた場所だけを理由に虐殺が起こっている時代に読めるものか?と問われて、私にとってそうではない作品が十二国記でした。
表現について答えの出ないことを考えている(十二国記への批判を含む)
というかこちらの方、図南を途中まで読んで離脱したということは、あとちょっとで黄朱の話が出てきたんだよな
もったいないなこれは
天帝に疑問を抱く読者が黄朱のあり方を見てどう思うのかが気になる
李斎の叫びとも通じるものがある感想なんだよな
やっぱりファンとしては全部読んでほしいと思ってしまうな
読んだとて極楽浄土が待っているわけではないので、ぜひにとも言えないが…