老温から阿絮への矢印は単なる好奇心がだんだん切実で替えのきかないものに変わっていってしまうその過程が味わい深いのだけど、韓英のそれは最初から激重で深刻で心酔を通り越してもはや崇拝の域に近く、過去にいったい何が!?となって良い(『七爺』に出てくるのかな?)。
痛飲の理由は知らないはずだが、その果てに泥酔して前後不覚になった荘主を介抱した翌朝も、微塵も幻滅した様子のない韓英はすごい、むしろ頼ってほしさに身悶えしてすらいるとおもう もしかしてこれまでにも弱ってるところを見てきたのかな……だとしたら荘主は相当罪深いな…
一方、この上ない醜態を晒したはずなのに全然恥入る様子がないどころかまるでなにごともなかったかのようにいつもどおり凛々しさと優しさと威厳を存分に放って韓英を無自覚にまた魅了してしまっている荘主もすごい 会ったことは忘れろ、放っておけと申し付けてもそんなのこの若者には無理だってことをちっともわかってなさそうなところも…でもそこがいいんだよね、わかる…!(誰!?)
荘主、必要とあらば曹くんとの初対面のときみたいにいくらでも愛想良く気さくになれるので、仕事の過程でたくさんついたいらん虫に苦慮した韓英もいたんだろうな……