"基本コンセプトは、あらゆるリスクを低減させるための「二重化」だ。病院本館は免震構造を採用。地盤も改良して液状化対策を施した。おかげで今年の地震で本館の建物被害はなく、地盤にも問題は生じなかった。 水の供給は、水道水に井戸水を加えた。手術や透析治療では大量の水を使う。地震では断水したが、井戸水で全館の供給を賄った。井戸水は定期的に検査して飲用も可能な水質を保っている。 電気は2カ所の変電所から送ってもらう仕組みに変更。地震で1カ所の変電所がダウンしたが、もう1カ所から受電でき、非常用の自家発電装置を使う必要はなかった。 病院は海のすぐ近くに立地している。津波が来ると患者が避難できなくなるリスクを考え、屋上に夜間も離着陸可能なヘリポートを設けた。避難方法の選択肢を増やす意味で二重化の一環だ" https://www.47news.jp/10934839.html