"「使途未定の国庫剰余金を憲法に定めがないにもかかわらず、政府が独断で使う『責任支出』の常態化が、大正期に問題視された。この責任支出が始まったきっかけは、1891年に起きた国内最大級の内陸直下型地震である濃尾地震という緊急事態だったが、その後、米価の調整など通常の経済政策でも使われるようになった。他方で、1930年の昭和恐慌の直後には、高橋是清蔵相が日銀の国債引き受けによる財政支出拡大を始めた。当初想定していた『一時の便法』にとどまらず、結果的に泥沼の戦禍を招いた」" https://digital.asahi.com/articles/DA3S15828109.html?ptoken=01HJTJVBEAC7RY5THZ75P3WCES