"旧文部省は戦後、結婚までは性交を控え、若者を性から遠ざける「純潔教育」を推進してきた。1980年代後半、HIVの感染予防を背景に性教育の必要性が高まると、92年に小学校の体育(保健)で初経と精通、理科で人の発生について学ぶことを盛り込んだ学習指導要領を実施した。 これに対し、一部の学者や週刊誌、宗教右派が「性交教育だ」「性が自由になり家庭が崩壊する」などと強く反発した。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)は「新純潔宣言」を発表し、関連団体資料で、倫理道徳観を抜きにした「性科学教育」は、性と愛を切り離し、家庭崩壊をもたらす――などと主張した。教員を中心とした、性教育を研究・実践する団体との対立が激しくなった" https://digital.asahi.com/articles/ASRCB42JZR9GUTIL00R.html?ptoken=01HGC7XEFD27GK8HCG6WKBPB95