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「バティモン5 望まれざる者」
もともと観たかったんだけど、監督のインタビュー記事↓が読み応えあって、より強く観に行きたいと思った
cinra.net/article/202405-block

“—『レ・ミゼラブル』を鑑賞したマクロン大統領は、自国が抱える問題を再認識し「郊外の状況を改善するため直ちに行動を起こす」と述べたわけですが、移民規制が進められるなど、現状のフランスを見るかぎりその約束は果たされていませんよね。そのうえで公開された『バティモン5』に対して、マクロン大統領から新たにリアクションはあったのでしょうか?

リ:おっしゃるとおり、マクロン大統領は『レ・ミゼラブル』のときに公言した約束は一切守っていませんし、本作に関しては観たかどうかもわからないためリアクションもありません。いずれにせよ、『レ・ミゼラブル』を撮影したときからパリ郊外の状況はあらゆる点において悪化の一途を辿っています。

—昨年12月19日にフランスで採決された厳格な新移民法案で、移民はさらに苦境に立たされていますよね。

リ:極右勢力が勢いを伸ばしているなかで、今回移民法が可決されてしまい、今後ますます移民の状況は悪化していくであろうと感じています”

“—最後に、パリオリンピックが7月に控えていますよね。オリンピックというのは貧困層にその利益が還元されない印象を受けるのですが、パリ郊外に暮らすラジ・リ監督はパリオリンピックをどのように見ていますか?

リ:パリオリンピックも貧困地区に住んでいる住民には何も還元されません。たとえば貧しい人々がたくさん住むセーヌ・サン・ドニもオリンピック会場の一つになるのですが、試合が行なわれる場所の100m先ではみんなが食べ物に困っている現実があります。近隣でのそういった貧困問題は放置しながら、オリンピックには何十億ユーロも費やすなんて信じられません。入場券1枚が1000ユーロもするなんて、一体どうなっているんでしょうか”

オリンピックの熱狂のかげでなかったことにされるもの、どかされるものが多く存在することを、東京オリンピックで知ったよね

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