昨日から今日にかけて読んだ吸血鬼の物語と今日読んだ物語、どっちもすごく、面白い。
前者の方は、抄訳だから長編の中のいくつかを繋いだものなんだけど、視点の切り替えがあるから、襲われてる側の恐怖感よりも襲ってる吸血鬼の方に入り込むし最後がまさにそれでオチというか、最終章的な所ではわりと好きな展開だった。抄訳をつくった人のセンスもあるんだろうけど。
後者は作者紹介で既に「なに、その面白そうなシリーズ」って感じで、他の作品めちゃくちゃ読みたくなった。
今の所、「語られている」って感じがとても強くて、すごい珍しい感じで物語を読んでる。子供の頃、親に絵本を読んで貰ったけど、あぁいう読み聞かされてる感じに近い感覚があって、おかしいんだけど、「それで?それで?」ってついつい促して、読み進めてしまってる。これ、文章構成の関係なのか、ことばの選び方なのか、なんだか不思議な感じ。とても古い物語なのに、とても軽やかに(内容は軽やかじゃないけど)、なんか、「最近さぁ、こういうことあって~」みたいな、世間話みたいな感覚で読めるのがすごい。