手元に届いた「エッダ」、文庫本サイズだと勝手に勘違いしてたんだけど、装丁がとても良かった。
表紙などは黒のハードカバーっぽい見た目なんだけど、開きやすさはソフトカバーのようなしなやかさ。
背表紙に幾つか走る筋は、かつての所有者が何度か開いた名残なのかしらんと思いつつ、函から出して中を見るととてもキレイだった。
表紙や裏表紙の裏面にあたる紙は水彩用紙のような凹凸のある厚めの紙で、控えめに、だけど色褪せてない朱肉でかつての所有者だったと思われる人の苗字印が押してある。どこにでも連れて歩いたのか。
本の構成としては、本文の他に参考文献や索引があって、至れり尽くせり。
初版発行の年月を調べると昭和48年8月。私の手元に来た物は7刷昭和54年5月。