ロンサザ 途中まで ※続き
連れ込み宿を経営している為か、領主の悪辣な少年性愛や男色趣味をまじまじと見る羽目になる。仕事だと割り切っている者の、自分の子供より若い少年少女が被害に遭う様を見るのは心を無心にしていても軋むものがある。
「今夜、領主の館で教会のお偉いさんを招いたパーティがある。表向きは親睦会だか、裏は子供や青年を相手にした肉辱のパーティだ」
「………………わかった。情報に感謝する」
潜入するんだろう? それならコレを着ていけと主人は男娼のドレスとケープを渡す。なぜいないんだ、と聞けば「みんな死んじまった」と呟く。その言葉にどれだけの血と悲しみが混じっているか、サザントスは知らない。だが理解はできる。
「(枢機卿派のある司祭は少年好きという噂がある。証拠を押さえてしかるべき場所で裁きを受けてもらわねば)」
なぜこれらをサザントスのみに話し、ロンドには普段の悪辣な主人の仮面で対応したかと言えば、「顔に出そうだから」という理由だった。
ロンサザ 途中まで ※続き
潜入するんだろう? それならコレを着ていけと主人は男娼のドレスとケープを渡す。なぜいないんだ、と聞けば「みんな死んじまった」と呟く。その言葉にどれだけの血と悲しみが混じっているか、サザントスは知らない。だが理解はできる。
「(枢機卿派のある司祭は少年好きという噂がある。証拠を押さえてしかるべき場所で裁きを受けてもらわねば)」
なぜこれらをサザントスのみに話し、ロンドには普段の悪辣な主人の仮面で対応したかと言えば、「顔に出そうだから」という理由だった。
最上階にいけば、ロンドが丹精込めてベッドのほこり掃除をしていたり、ランプの明かりを灯してサザントスを待っていた。ちなみに窓は領主の館が見える位置になっている。
「アイン、仕事だ」
「は……はい!(サザントスさん、二人っきりの時は名前呼んでもいいのに)」
「今夜、目の前の屋敷に枢機卿派の司祭がお忍びでやってくる。奴は前々よりこの地方の領主に金を流しているという疑惑がかけられている。領主と一緒にいるところを見つけ、決定的な証拠とする」
元々この領主が武力を集めて反乱の兆しがあるから調査してくれという依頼だったが、まさかそれ以上に藪蛇だったとは。
ロンサザ 途中まで ※続き
完全にユグ○ーじゃなくてカト○ックがモデルだと思うので、性愛もちょっとあれナ所を入れました。
司祭がカト○ック系の言葉じゃなかったかな?