Xからの撤退
今さらながらXからの撤退が加速してる。しないよりはマシだが結果から逆算すれば遅すぎるということにはなるだろう。
特にマイノリティ当事者や支援団体は判断を誤ったと思う。その理由の一つはXで繋がっている当事者の数だけど、今となってはなぜ「匿名で語らざるを得ない当事者にとってはXしか息ができる場所がない」といった風な言説が説得力を持っていたのかは訝しく感じられる。むしろそのような支援団体こそ積極的な離脱を促す旗振り、離脱先の準備をするべきだったのではないか。
それができなかったのは、もう一つ、当事者が非当事者に対して訴える場としてXを考えていたからだろう。だが後出しの結果論からするとこれも良い結果にはならなかった。真面目にやればやるほどオモチャにされただけだ。
こういったことから導き出せる教訓は厳しいものだが全く無駄というわけではない。それはSNS上での注目や賞賛にそれ以上の意味や力を持たせてはならないということだ。今やSNSは持たざる者にとって武器ではない。持っている者にとってより有利な場だ。