「誰に投票していいかわからない」「なにもわからない自分なんかが投票していいと思えない」みたいな人たちは口ではそう言いながらも意思決定から「遠ざけられてる」という恨みをどこかで抱えて生き続けてきたのだろうと思う。
そういう人たちが自分で決めていいことって極小で、自分のお金を使ってできる身の回りの買い物とかもしかしたらそれすら自由じゃない、その中で「クリック」「タップ」というのは最後に残された自分らしさ、自分であることだったのだと思う。だからしょうもない無料お試しとかおめでとうございます詐欺とかロマンス詐欺に引っかかり続けもする。
で、ネットでここにリーチを広げた候補者たちがやったのってこの無料お試し詐欺やおめでとうございます詐欺やロマンス詐欺みたいなことなんじゃないかと。
これね、当人の能力の問題なんじゃなくて、そっちに行かない多くの人はたまたま気にかけてくれる人がいたり自己決定権があったりして顕在化しないだけで、潜在的には五十歩百歩なんじゃないかと思ってる。