運がよかった“だけ”って言い方には違和感があって、もっと喜んでいいことなんじゃないか?みたいなことを多分24、5の頃に思って当時のハニーに話したような話してないような。
努力か才能かみたいな話をしていていや運がよかっただけだろみたいな流れで、いや“だけ”かもしれないけどそれもたいしたもんだよね、みたいな。
今思えば若くて“できる”と思ってる、お互いの好意を疑いもしない若い人間の思い上がった調子が多分に含まれている会話ではあったけどその後それまでと同じだけの時間を生き延びてやっとその運の先を考えられるようになったと思う。