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“ひとによってかなりさまざまなところだとは思うのですが、「小さいころから自分を女の子だと思っていて」みたいなの、私はあんまり当てはまらないんですよね。いま思い返すと、無数の「兆候」はあって、友人には冗談めかしながら「なのに気づかなかったんだよねー」と話したりするのですが、私が経験していたのはとにかく「混乱」でした。意味がわからない。自分が何者なのか、一貫した解釈を与えられない。”

三木さんの書評というか紹介文。

“この著者も、何度も何度も「自分は○○なのでは」と仮説を試しては失敗して、その都度悩み続けている。一般化できることではないし、最初から自分の性別に確信があるひとも世の中にはいるのだとは思うけど、でも私にとってはこの混乱がこのうえなくリアルな描写で、それが読んでいて嬉しかったです。”

自分に当てはまる「らしさ」や「普通」が“棄却”されるたびに“混乱”を経験するというのは身に覚えのある人も多いのではないかと思う。

マイア・コベイブ『ジェンダー・クィア』(小林美香訳、サウザンブックス) - あれこれ日記 mikinayuta.hatenablog.com/entr

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