医療機関というのは一番は患者、その後に医師から他医療者という立ち位置があって、事務なんて底辺も底辺で、経営のトップにいる人ら以外の事務職なんてものすごく扱いが低い。それをわかってて医療機関の事務員をやってるし、でも事務には事務にしかできない貢献が絶対にあってそれをやるんだと思って仕事を続けてるし、それをわかってくれて感謝してくれる医療者もいる。
たまに、必要な資料でも全然回してもらえないとか、職場の中で業務に必要な物や場所や多くのリソースについて、事務に回されるのはいつも常に後、というのがやるせなくなることがある。人命、健康、あらゆる症状のために行う医療を何よりも優先すべきで、医療行為がなされなければ私たちの仕事もそもそも発生しない。それはそう、それはそう、本当にそう。でもいつも同じ地平にいる人間でなくどこか後回しにしてもいい職員として扱われ続けると、削られるものがあるなとここ数年思っている。どんな医療行為でも保険知識に照らし合わせて正しく保険請求しないと入金されないんだぞ、金がないと何も維持できない、どちらが欠けてもダメなんじゃないのか、と職場では言いたいけど言えない。今回も請求のエラーがなかったなよくかんばったと自分で自分を褒める。誰が知らなくても、私は私として代え難い仕事をしてると知っている。