コメダ珈琲店をひいきにしている理由
一言で言うと、「ファストフードではなく純然たる飲食店だから」である。
スターバックスやドトール、サンマルクコーヒーなどの大手喫茶店チェーンは、手短に飲み食いするための空間を作っている「ファストフード店」であり、その特徴は長居を想定していないであろう極端に小さなテーブルや座面の高い椅子、プラスチックを多用した容器、そして何より、期間限定商品や随時発表される新作など、トレンドに左右された品目などに伺うことが出来る。
だがこれらの特徴はコメダ珈琲店にはない。確かに、コメダ珈琲店でも期間限定メニューなどの提供は行われている。だがそれ以外のレギュラーメニューは、いわゆるファストフード的なものではなく、レストランに近い形態で提供される。店内の意匠も、トレンディかつ現代的なデザインは取り入れず、座り心地のよい椅子や広々としたテーブルには、「ファストフード」らしさは全くない。
モーニングサービスや「でらたっぷりサイズ」など、シンプルにサービスがよいことも推薦する理由として挙げられるが、くつろぎやすく、リラックスしやすい空間であることがコメダ珈琲店の魅力だろう。