中国地方の神楽団による神楽「葛城山(土蜘蛛)」
https://www.youtube.com/watch?v=dM1y6IwjQ6Q
はじめに源頼光が出て踊る。謡曲「土蜘蛛」の設定に従って、頼光は病んでいる。
頼光が引っ込むと、頼光四天王の碓井貞光、卜部季武が出て踊る。この顔ぶれは、渡辺綱、坂田公時に代わることもある。
貞光、季武が引っ込むと、女形の土蜘蛛が登場。これが女形になっているのは、頼光のための薬をもらいに出かけた侍女を、土蜘蛛が食い殺して入れ替わったから。
薬と称するものを土蜘蛛が頼光に与えると、いっそう病状が悪くなるが、頼光は刀を抜いて戦い土蜘蛛を追い払う。碓井貞光、卜部季武がふたたび登場。頼光は自分の振るった刀を「蜘蛛切丸」と名付け、貞光に授ける。
頼光、貞光、末武が退場すると、代わって土蜘蛛が登場。場が頼光邸から葛城山に移ったというこころ。
長い戦いののち、貞光、末武が土蜘蛛を倒して、完。
44分の長尺ビデオだが楽しい。演者も演技も衣裳もいい。