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プラスサイズモデルのように、広告に登場する身体が特定の理想化された美の基準によって著しく限定されていることに抗議し、そのような偏見に囚われない広告を製作する取り組みにはそれなりの意義があると思うものの、
とはいえ現在のプラスサイズモデルの身体も、やはり特定の理想化された美の基準によって限定されている気がして、
それは西洋的、あるいはアメリカ的な価値観において非常に高い価値を持っているように思われる、「健康的な身体」という基準であり、
プラスサイズモデルの身体は、たとえいわゆるぽっちゃり体型でも、あるいは肥満体型でも「健康的」であることはできる、という(特にアメリカ的な価値観においては自明でない)ことを示すものではあっても、
現状、運動の理念として「健康」と「美」を分離するまでには至っていないようにも思える。
そうした事実から、逆に西洋的な価値観における「健康」というイデオロギーの根深さを見て取ることもできると思う。

「体格は大きいけれどもよく鍛えられ、引き締まった身体」ではなく、もっとだらしなくたるんだ身体や、くまのある目やぼさぼさの髪、しみやにきび、できものだらけの肌、虫歯だらけの歯が、「美しい身体」として広告にたくさん登場するようになるといいなと思う

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