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東日本大震災で起きた福島第一原子力発電所の巨大事故の後に、在ドイツの日本人学生が作ったという掌編アニメーション(4分弱)。

あの当時のあれこれが記憶の中で蘇ってくる。そしてコメント欄を見て、このような寓意を読み取れないナイーブな人々の声にあのステレオタイプが示されていて、それで頭を抱えている。このコメント欄に見られるエンパシーの欠落がその後ますます拡大してるのがキツイ。今ならもっとえげつないコメントで溢れ返ることだろう。

当時の強制避難区域にはいまなお帰還困難区域のままの土地があるんだから、これはこれとしてリアリティを伴った心的風景ということで良いと思うんだけどな。

フクイチの原発事故が、その事故そのものに加えてさらにマイナスな何かを社会的に引き起こしたような気がずっとしている。それはあの事故の起きた瞬間に予感したことだったから、気持ちが余計に沈む。

そんなことを改めて考えさせられるということで、とにかくこれは良い作品だと思う。

youtube.com/watch?si=_Tc1K2PCZ

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