こんな記事、分野的に完全に門外漢の自分が訳しちゃって大丈夫なのかな、と思うことがときどきある。
たとえば情報誌のゆるい記事なんだけど、内容としては環境問題とかに関わる最新技術を取り上げたものだったりすると、用語に日本語の定訳がなかったりする。日本語訳の掲載メディアもゆるめの情報系だから、探し出せない訳語を捻り出したり、正しく理解できている保証のないコンテクストの辻褄を合わせたりして、それなりに読める訳文には仕上げるんだけど(もちろんそのためにできる限りの検索や調べ物はするし、仕事として最善は尽くすけど)…… でも、そうやって分野的には素人のライターが書いた記事が、今度はやっぱり分野的に素人の訳者よって訳されて記事になって、それがAIに吸われて学習されちゃったりもしかねないわけでしょ?
AIが生成するテキスト(に限らず)ってこういう怪しいあれこれのごった煮だと思うから、ほんと絶対に鵜呑みにできない。
オリジナルの書き手の専門性が高いテキストならまだ事実との誤差も小さく抑えられると思うけど、原文がそもそもゆるい場合にはちょっと(かなり)不安になる。
まあでもそう思って調べ物しまくって納品するから次の発注があるんだろうな、と思った。調べるの嫌いじゃないし、よかったのかな。ひとりだけでやってられる仕事で対価をもらえるのって最高ですよ。体壊したら死ぬけど。