1本でそこそこ大きな額になる急ぎの仕事が飛び込んで来そう。スケジュールは地獄だけど助かるは助かる。こういうのと比べると、書籍の仕事は対価が恐ろしく安い。下手したら1/30とかそんな額。でもコレと思える書籍の仕事は好きだから、どうしても続けたい。とはいえ作業に充てることのできる時間は有限で、そこにものすごいジレンマがある。書籍は年1タイトルできればそれで満足とすべきか。そうこうしてるうちに働ける時間はどんどん減っていく。子等の学費とか払い終えるころには、もう仕事の体力も精度もかなり落ちてしまっているかも。来世では思う存分に絵を描きたい(来世ないけど)。来年はひとつ、かっちりした美術系のバックアップつきの個展の予定がひとつある(ことになってる)から、そのための創作に充てる予算と時間をどうやって作るかが頭の痛い課題。無駄な時間と思えばあれほど無駄な時間もないわけで……。とにかくそういうあれこれ全てひっくるめて、生の実感と思うほかない。事実としてそういうことなんだろう。……絵は(自分にとっては)経済活動と呼ぶべきものではないので、だからなおさら一度々々の機会が貴重。こないだのソウルの展覧会の記録も早いうちにまとめておかいと。