<Day05-1>
完全に寝不足。11時にギャラリーに向かうというから9時ごろ無理矢理起きたのに、現在午後1時半過ぎ。昨夜はあのあと日本との時差もあり朝の6時過ぎまで仕事(“Work”)する羽目になってしまったから、あと3時間も目を閉じていて良かったのならぜひそうしていたかった。
“アメリカ”に居合わせることになったさまざまなルーツの人々と関わるなかで、自分自身の生ぬるい認識のフレームに大小の釘を打たれ続けている毎日。もちろん僕自身が当事者であるということを何重にも何重にも思い知らされる。
人を見る目のシビアさに、皆そうやってサバイブするのだなと、特に誰がというわけではなく、全体として。
緊張が高まるが、ついうっかりしがちな自分の性格についてはそれなりに知っているつもりなので、多少の緊張感はむしろありがたいかも。
それにしてもいつ出発するつもりなんだ? こちらは現場の壁を仕上げなければならないのに……。それもこれも含めて、ぜんぶひっくるめて、ということなのだろうが。
ようやく。9:30PM。撮影の音がインダストリアルで、これはこれでなかなか良い。話し声とHIPHOPがその背後から聞こえてくる。良い。