琉球舞踊に関する、貴重な古書が入荷しました!
こちら『劇聖 玉城朝薫』は1969年、まだ米軍統治下の沖縄で刊行(当時の価格は$2.50)。
この年、王朝時代の劇聖・玉城朝薫(1684-1734)による初の「組踊」上演から250年を記念して盛大な芸能祭が行われたそうで、これはその記念誌にあたります。
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(続き)→ 本書前半には、「執心鐘入」など朝薫の筆になる組踊五組の脚本を完全収録。
一作ごとに、当間一郎氏による解説も。
後半は、踊りや物語の考察・舞踊の成立ちや歴史の解説・奏でられる古典音楽の歌詞解説など。
執筆は、中今信氏・西平守模氏・与那覇政牛氏・川平朝申氏など錚々たるメンバーです。
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琉舞にも三線演奏にも秀で、音楽・舞踊・演劇を融合した「組踊」を創案・プロデュースした朝薫。
実は薩摩や江戸との折衝にあたる外交官であり、組踊もまた、中国や薩摩からの使者を歓待する外交ツールでした。
本書は、芸術と政治の両面で才を発揮した朝薫の功績を讃え、今に伝える一冊です。

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