(続き)→ こちら『拒絶する沖縄』は、復帰直前の1971年に大田昌秀氏が上梓。
「沖縄返還協定」が孕む危険と欺瞞を看破し、日米を鋭く批判。
そして沖縄が両国の軍事体制に”共同管理”される未来を憂慮して、自治権の確立を訴えました。
その言葉は53年後の今も色褪せるどころか、むしろ重みを増しています。
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沖縄の日本復帰には、どんな意味があったのか。
沖縄戦や米軍統治下で、沖縄の人々の身に何が起き、どんな想いをしてきたのか。
それらを知らないまま、知ろうともせずに、沖縄に負担を押し付け続ける私達こそ、沖縄から”拒絶される存在”ではないのか。
今一度、胸に手を当てて考えるべきでしょう。