先ほど、何年かぶりにオーケストラコンサートをテレビで見て、とても良い時間だった。
もちろん音は直接ホールで聴くのが一番なのだけど、奏者ましてや指揮者は背中を向けているわけなので、その表情はほとんど見ることができない。
テレビだと、それをはっきり見ることができる。生きている人が一人ひとり音楽を作っているということが、ありありとわかる。それを再確認して、何故だかすごくエネルギーが湧いた。
ルトスワフスキの『管弦楽のための協奏曲』という、私が好きな曲の一つだったのもあったかもしれない。音楽以外の何かを直喩しているわけでもなく、テクニックを強調しているわけでもない、ただ音楽だけを感じられる曲は本当に良い…