(続き)
と言うことで、黄鳳仙は鄭和を南監から解放し、三人のところへ連れて来る。「お前たち三人揃ってどうして捕まったのだ」と尋ねる鄭和に一人(仲人になると言った人。張狼牙と言う厨二っぽい名前)が、王蓮英の術に敗れたこと、唐状元と結婚できるなら黄鳳仙が術を破ると言っていることなどを説明する。すると鄭和はあっさり「何のデメリットもないのだから結婚しなさい。私が式を取り仕切ろう」と言うので、二人は結納を交わし、密かに黄鳳仙の私邸に赴いて一夜を過ごす。翌日、唐状元が監獄に戻ると、王蓮英が鄭和と三武将を共々火炙りにすると命じた話が伝わって一同詰みかけるが、唐状元が策を講じて、王蓮英に「明人は死を恐れないが、馬や武具をともに焼かないと祟って出るらしい」と伝えるよう黄鳳仙に頼む。と言うところで第47回終わり。
最初読んだ時はあんまり意味が取れなかったけど、もう一度読み返したらわかって来たので、あまり省略なく意訳してみた。唐状元が悩む件、「楊家将演義」の宗保さんエピ踏まえてそう(というかパクってそう)だが、こうして見るとキャラも展開もそれなりにアレンジが効いていて、当初の印象ほど丸パクリではなかった。あと女性陣のアタック戦略と男性陣の反応もそれぞれ書き分けられていて、この辺は、まあそこそこ面白いのでは?(今回は以上)