ノーランとアカデミー賞
『Oppenheimer』でようやくアカデミー賞監督となったノーラン監督ですが、『ダンケルク』で受賞していてもおかしくないという評価もあって、割と同意はする。アメリカ史上の出来事を扱った『Oppenheimer』で受賞できて、イギリス史上の出来事の『ダンケルク』だとそうではなかった事実を眺めていると、アカデミー賞って極めてハリウッド的権威とかアメリカ的なタイトルなのだなと気付かされる。
受賞すれば箔がつくけど、大きな賞のノミネートだの受賞だのに振り回されずに、好きな作品を愛でたいものだなと。
まあ、『ダンケルク』も有色人種が部隊にいない不自然さという致命的な瑕疵があるのですがね。