自民党の議員が担当すべき、ないしできるような仕事は、本来世の中にほとんどないのではないか。

議員の誰それが誰それと仲良しで、誰それとは仲悪い、みたいな情報は、まったく無価値とまでは言わないけれど、あくまでおまけとか余録みたいなもんであるはずで。
大手メディアの「政治部」の人たちはなぜか、イデオロジカルな立場によらず、「政治」という社会的制度ないし現象はすべてそうした個人的人間関係で説明できるんだ、くらいの勢いで報道するわけだけど、おれはふつうに、そうした記者たちのことを心底馬鹿だと思っているよ。

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そういう意味で、この前毎日に載った石丸のインタビュー記事は、「政治部」の人たちが、いかに人間関係に拘泥するあまり基礎的な勉強をおろそかにしているかがあまりにもよく出てて、とてもうんざりさせられましたね。
石丸が述べる、それこそ「政治」学の議論とはかけ離れた極めてテキトーな「ポピュリズム」の定義をすぐさま否定できないんだもの。しかもおまけに「大衆の正義の体現者によって打ち負かされるエリートメディア」という、現代的ポピュリストの求めるもっともおいしい餌の役割を自ら演じて、そのことに気付きすらしてないようだったもんな。
マジで、学部でジャーナリズムとか政治学の勉強しなおした方がいいよ。

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