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今さらながら、ニーチェの思想を学んでみた。ルサンチマン(他人への妬み、嫉み)、ニヒリズム(虚無主義)など、今の日本人、いや、私にしっくりくる考え方が並んでいた。

ただ、彼の素晴らしいところは、そんなことが未来永劫、繰り返すような人生を歩みたいのか?それを何度も繰り返す覚悟はあるのか?「今に見てろッ!」を発揮しないのか?という意思を明確にもって、力強く生きてゆけ、という結論だった点だ。

奴隷として、雇われの状態に身をやつすならば、戦って散ってみろ、という気にさせてくれる。彼自身、発狂した後、亡くなっているのだが、人生は、そういう狂気であふれている。それを行儀よく、表に出さないで、内にくすぶらせて、他人に陰で揶揄する日本人の文化には生産性を感じない。価値がない。

人を集めて、誰でもできるような雑用をやらせる時代は終わった。少数精鋭で、誰も到達できない地点を、自分たちの目的としても良い時代になったのだ、と。そこに、自分たちの生きる意義を見つけなければ、と気付かされた。

壮大な勘違いかも知れないが、他人の考えていたことなど、本人以外、正確に知りようのないことだ。思考の種になれば、それで十分なのかも。

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