「家事や掃除をする」という条件で、妻が娘を外に連れ出して遊んできてくれた。自分の自由な時間が確保できる、と考えていたが、結局、熟睡していた。何か疲れていたのだろう。読もうと思っていた本も、あまり進まず。
音楽が人間の心身にもたらす効果について、『人生を変える運動の科学』2020という本を読んだ。音楽には、運動時の苦痛を和らげたり、運動能力を高める効果があるらしい。妙に納得してしまい、ランニング時のプレイリストを再構成に没頭していた。
曲は自分の好き嫌いで選んだのだが、そのうちのどれが一番、自分にしっくりくるのか、実際に聴きながら走って、記録を取ってみようと。映画『ロッキー』シリーズで流れる "Eye of the tiger" が良い、とあったので、それも含めてみた。
最終的に、合計5時間のプレイリストになった。明日から試すのが楽しみになった。最近、早起きできなかったり、早起きしても寒いのでサボったり。やらない理由を挙げ始めると、非常に創造的になってしまうので、やる理由を作りたかった。あっという間の一日だった。
とりあえず、今朝は5時前に起床して1時間ほど走る気になれたので良かった。ちょうど1時間くらいなので、ジャッキー・チェンの『ポリス・ストーリー』と、ナルトの『Strong and strike』の辺りだった。
映画やアニメの曲は、特定の映像が頭に浮かぶのが良い。自分が主人公になったような「勘違い」が脚を加速させてくれる。「今、いちばんカッコいいところだ」なんて、勝手に頭の中で私が思っているなどとは、すれ違った人たちは知らないだろう。そういう没頭感がいいんじゃないかと。
走ることのみに没頭するために、敢えて曲を聴かないで、自分の呼吸のみに集中していた時期がある。明らかにタイムが違う。気分を高揚させる曲があった方が、やはり良い。寒い中、走ることが苦行ではなく、何やら「カッコいいこと」を実践してきたような気になるのが素晴らしい。そういう自己満足を得るだけで十分だなと気づけた。