『ボレロ 永遠の旋律』観ました。
盛り上がって一気に終わる音楽構成を「人生のように」と表現しながら、ラヴェルがそれとは程遠い晩年を送ることになると知っていると締め付けられるような気分になりますね。
次第に混濁していく心を前後する時制の表現で追体験する形ですが、自然に流れに乗せられるので別にややこしいとかの印象はないです。
随分前に聞いたエピソードで、晩年、「ボレロ」か「亡き王女のためのパヴァーヌ」(映画では「ボレロ」)をレコードで聞いたラヴェルが「誰の作曲?良い曲だ」と言った、というのも登場するけど明晰な部分も残しながら人生を閉じたことはこの映画で知りました。
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