ユダヤ人の受難記・罪悪感とか人間と神の通じ合わなさとかを背景にして,1ミリも成長しないカフカ的悪夢のロードムービーてところでしょうか。
基本的に笑いながら観てたけど最初の酷いアパートと救いのかけらもない死後裁判に繋がるパートが特に気に入っています。
ストーリー的には大仕掛けの回収をしながらも不条理悪夢が暴走していくので単純に終わらずに済んでいる,ていうか…
最近のスコセッシとかやたらと長尺映画を観てると,もはや3時間程度じゃ長いとも思わなくなってきてるので参考にならないかもしれませんが,特に時間は気にならなかったですね。
トータルで非常に面白い映画だったと思います。
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