「国家会計は単年度主義」と憲法が定め、補正予算は「緊要な支出」とあるのは『国の歳出は公債又は借入金以外の歳入を以てその財源としなければならない』との原則による。それは、国債大量発行が先の大戦の戦費に使われ続けた反省のもとに戦後、法が制定した理念であると逐条解説にある。
安倍政権以降、当初予算と補正で15ヶ月予算と規模を大きくする予算編成が常態化。一昨年は30兆、去年は21兆が来年度予算に繰り越された。
去年12月成立の補正予算36兆円は使いきれず基金に眠る。例えば2274億で設置のワクチン生産体制強化は1億の支出なのにこの補正で新たに1000億積む。申請は今年度末なのに、だ。
基金の目的は否定しない。が、使われない予算が埋蔵金化している姿は看過できない。
実際、今年度末に閉じる基金が前年の倍以上の経費を見込み国庫納付をほぼ無くしていたことを国会で指摘すると、国庫返納が一気に24億円に増えた。指摘がなければ使い切っていた。
そのお金があれば。
今、困窮する人たちのために使うのが政治だと私は考える。だからこそ行政監視に力を入れ国会で指摘と改善を求めてきた。
この補正予算案には賛成できない。
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