火打山、妙高山を単独縦走した下山時、大雨が降って登山道が流れで判別不能になり、道迷い遭難した。直前に長期遭難者や死亡事故もあった場所。当時だから地図とコンパスだけで、GPSも携帯もない。
迷った、と気づいた時点で、教科書的に先ず動かずに考えた。
教科書に従い、どんなに大変でも来た道を山側に引き返そうと決意。
黙々と来た道を登った。
果して正常登山道に復帰。一命を得て下山口の温泉に入ったら、こんな時に良く登って無事帰った、と温泉場のおじさんから褒められた。
戻らず、下っていたら確実に死んでいた。
原則、教科書大事。