これ読んでるけど面白い。日本語では「私」を「人」に含めず、絶えず「私」と「私以外の人」との人間関係や発話の場面を計算しながら語彙や表現形式の選択を(結構厳密に)行なっていかなければならない。また「(私以外の)人一般」を、距離を置いて傍観者的な立場でとらえようとする。
家族は縄張り内なので「私」。村などの縄張り内に入れてもらっていても掟を破れば村八分、だから常に相手の顔色を伺って人目を気にして生きる必要がある。
というようなことが日本語の表現の中にいろいろ現れているという。
外国では違うのかな??人の顔色はどこでも大抵伺いそうだけど日本は極端?
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