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「ネット右翼になった父」読んだ。
タイトルが強烈だけど、ネット右翼要素は薄めで年老いてからの親子関係の向き合い方のエッセイという感じ。
amazon.co.jp/dp/B0BS694K2Y?ref

父親が偏った言動をし始める時の流れや言動の内容については既視感があったけど、全部一緒ではない感じ。(どちらかというとこの作者の年齢の方が私の父親と歳が近かったりするのがありそう)
大事なのは自分自身も親の言動に対して強い偏見を抱いてないか内省することで、親がどのような生育環境を経たのかや人々の関わりがあったかを知った上で言動の背景を考えた方が良いというのは確かにとは思った。

筆者は父親が亡くなった時点でこの本を書いてるので、もっと父親と向き合うべきだったと後悔の念をずっと綴っているのだけれど、実際生きてる間に向き合おうとしても中々にしんどいものがあるので理解せずとも程よい距離感保つぐらいでも良いんじゃないかな〜とは思ってしまったり。
あと内容には直接関係ないけど、筆者が萌え絵アイコンや二次元の性描写に怒ったり偏見を持っている話が出てきてこの人自身も思想が強めな雰囲気が出ててなんか笑ってしまった。

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