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(torakoさんのツイート↓スレッド)

母の晩年、マイナンバーカードの取得要件を確認しながら、寝たきりで意思決定もままならぬ彼女がそれを取得するのは、たとえ子が代理申請しても容易ではなく、取得後の管理の難しさを考えても暗澹たる思いだった。痩せ細り病の床にいる家族の直近の風貌を証明写真にしたいと望む人などいるだろうか。

twitter.com/oxeqkls8l39mbw1/st

任意取得のマイナンバーカードに健康保険を紐づけし、従来の保険証は廃止するという梯子のはずし方は、本来最も医療を必要としている立場の人間に対する、まったく想像力を欠いた非人道的な圧力としかいいようがない。

私自身はこの施策に不同意だが、老母が不利益を被ることがないよう、彼女のマイナンバーカードだけは取得申請したのだった。代理であるため手数が多く時間もかかり、その上、母は施設や病院にいるので保管責任も検討課題になる。結局、母が生きているうちにそれは届かなかった。

福祉政策というものは、そこそこ元気な者たちがどこまで効率的にサービスを受けられるかだけを「売り」にするより、多くのハンデを抱えた人たちに届きやすい形の道筋から考え始めることができれば、誰にとっても有難い制度になってゆくものなのではないだろうか。

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