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太平記の群像 南北朝を駆け抜けた人々
森茂暁 角川ソフィア文庫
bookwalker.jp/dee240f635-3a7a-


最近、岩波太平記を読み始めました。登場人物が多く、すぐにあんた誰だっけ、になるので副読本として使っています。
写本ごとの異同を紹介してくれるので興味深い。近世流布本では削除されている、

この作戦では絶対に勝てない、犬死にさせる気なら死ねという書類を書いてくれ、

と後醍醐ちゃんに訴える楠正成の最期が紹介されていたりして誠に気の毒。体制が転覆すればワンチャンあると思って乗っかったら泥舟だった。しかし責任の所在を書類で残せと本部に迫るあたりただの阿呆な忠臣ではない。命令は書類で下さい。わかる。

このくだり、誰に都合が悪くていつ削除されたのでしょう。戦争責任をうやむやにしたい奴はいつの時代もいるのでしょうか。

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