有田正規「学術出版の来た道」なんで今まで購読していた雑誌が切られるの!こんな基本雑誌も勤務先は購読してないの!と怒ってばかりいる研究者だったので読んでシュンとする本。Publish or perishの言葉に踊らされて吸い上げられる我々乙!…‥というわけでもなく、大量のデータベースを誰が維持していくべきかというところにふと立ち返ると、出版社が必ずしも巨悪というわけでもなく、意外と歴史が浅い査読システムの話とか、知らないことがいろいろありました。私のような若輩者だけでなく、他人の評価をせざるを得なくなった偉い人クラスにふと立ちどまって手に取っていただきたい良書です。#読書