有田正規「学術出版の来た道」なんで今まで購読していた雑誌が切られるの!こんな基本雑誌も勤務先は購読してないの!と怒ってばかりいる研究者だったので読んでシュンとする本。Publish or perishの言葉に踊らされて吸い上げられる我々乙!…‥というわけでもなく、大量のデータベースを誰が維持していくべきかというところにふと立ち返ると、出版社が必ずしも巨悪というわけでもなく、意外と歴史が浅い査読システムの話とか、知らないことがいろいろありました。私のような若輩者だけでなく、他人の評価をせざるを得なくなった偉い人クラスにふと立ちどまって手に取っていただきたい良書です。#読書
そして評価といえば、私の目がいかに節穴かという恥の話をします。本稿が連載されていた2020〜2021の岩波「科学」ですが、その期間中に職場で購読雑誌の整理をするにあたって、放射線関連でいろいろ怪しげな記事載ってるし記事ピンとこないし、予算限られてるから他紙と入れ替えるよう進言したのよね。ごめんなさい。
雑誌は清濁載っているのでトピックだけ読んで判断しちゃダメ……