『「九章算術」を楽しむ本』
孫栄健編・著、言視舎 2016年3月発行
東アジア最古の数学書といわれる「九章算術」。タイトルどおり9章から構成され、農業、租税、商業、土木、運輸、測量といったきわめて実用的な内容となっている。
異世界人から数学、というか算術を教えてほしいと頼まれたことがある人なら、現代日本の学校教育で学ぶ数学は彼らの求めるものとズレていると気づいたはずだ。異世界で算術書を売り出すなら「九章算術」をアレンジするのがよいと思われる。きっと中世ヨーロッパの「Summa」並みに売れると思うよ!
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