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実家の冷蔵庫の中の食品と飲料の(父にとっての)視認性を工夫しないといけない。

色々詰め込んであると、分からなくて、その分からない感覚が嫌で、冷蔵庫を開けたくなくなってしまうのだ。そうすると栄養管理的に大変問題になってしまう。

みかんジュースと野菜ジュースを冷たい方がよかろうと冷蔵庫に詰めたけど、どうも今回それが庫内全体の把握を難しくしてしまったようだ。

目指すのは、父が冷蔵庫に自分でアクセスして嬉しいと思える食品を出して食べられること。それがポジティブに感じられること。

理解はおぼつかず、新しい記憶も獲得しなくなっても、「気持ち」は積み上がるのだ。

「わからない」状態の辛さを、自分なら晩年どうケアして欲しいだろうか。自分という人間のエンパシーの足りなさを噛み締める。優しさは正しさの百万倍難しい。

気持ちが積み上がる、わかるような気がしました。昔、祖母がよくわからなくなって、ずっと世話になってた嫁である私の母に意地悪ざんまいを言い泣かせてた時期がありましたが、晩年、それでも甲斐甲斐しく病院に通い祖母の世話をしていた母に、ほとんど顔を見せない実の娘たちよりも慕うようになり、病院から帰る母に向かって、また来てねって言っていた祖母の気持ちを思います。母の気持ちも。
かさやんさんのお父さんへの優しさが心に沁みます。

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