スターツ出版文庫で世に出た著者のうち何人かが、「卒業」したあとにKADOKAWAや小学館、ポプラ社、実業之日本社とかで仕事をしているのは象徴的ですね。
日本ケータイ小説大賞の出身者で、いまも定期的に書籍化されているのはいぬじゅんさんくらいか。『あたし彼女』のkikiさんも最近作は2014年で止まっているし。筆名を変えて再応募してるひともいそうだけど、最近さすがに実作を追えてなくて分からない。。。
著者/読者の出入りが数年単位と早くて、職業作家のための育成システムを内製していないから、その業態は、じつは地方自治体の公募賞とか、公教育の一貫でなされる短詩型の学生コンテストに近いと言えたりするのかも。