調達の快楽、開発の快楽、廃棄の快楽…etc.などと「くくり」を細かくしていくと、法人/個人の経済活動は、生命一般のそれとよく似てくるし、芸術活動の「くくり」とも見分けがつかなくなる。
いまや語弊しかないけど、経済的欲望(働きたい)と文化的欲望(休みたい)が対比しづらくなる、と言い換えてもいい。
ここまでは(いまはなき雑誌へ)寄稿したときに考えた。さらに話を先へ進めるなら、「くくり」ごとの機能や「しくみ」全体の働きに目を向ける必要があって、これは医療政策における健康診断プログラムと同じ発想かな。「頭がわるい」のか「胃腸が弱い」のか「足が衰えている」のかを知るということ。