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子どもの最善の利益を「協議」に委ねてよいか?|打越さく良 りっけん 立憲民主党 note.com/sakurauchikoshi/n/nbd

"私は弁護士として多くの離婚事件にたずさわりました。多くが、子どもを持つ人たちでした。"
"子どもたちの顔も思い出されます。父母間で何が起こっているのかわからず戸惑う子。「ようやく安心できる場に来たんだから会うのは落ち着くまで待ってほしい」と言う子。離れて暮らす親に会いたいと望んでも、その親から断られる子。"


"法制審議会家族法制部会で提出された資料でも、DVを理由として協議離婚した人が相当数いたことが示されています。 
だからこそ、養育費や面会交流についての合意率が半数を超えないのだろうと考えます。"


"協議離婚制度は、じつは世界でも珍しいものです。法制審議会の「父母の離婚後の子の養育に関する海外法制について」では、裁判所が関与しない協議離婚を認める国は中国などごく少数であることが把握されました。"
"明治民法の起草者たちは、西欧法のように離婚を全て裁判離婚にすると手間がかかりすぎるから、戸籍の記載を単位とする「家」の自治に委ねるとしました。"


"苦心して議論された委員や事務局の皆さんには敬意を表します。
しかし、子どもの最善の利益を図るならば、協議離婚制度を維持するのは納得できません。
家族法制の見直しについては他にも多数課題があり、引き続き述べていきたいです。"

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