BT>前にも別の場所で書いたけれど、都心のまとまった緑地って、残念ながら軒並み古今のヘゲモニーと無関係な場所が無いのよね。神宮以外でも江戸時代の幕府や大名屋敷由来だったり明治期の貴族階級関連だったり。
それはつまり、そういうヘゲモニーと無関係なところで一定の緑地を都市計画の中に織り込まないといけないという視点が、日本には欠けているということでもあって。
そういう中では、現存する緑地の保全をしないといけないという運動が、由緒頼みに傾いてしまう傾向をなかなか回避できない現状があると思う。
何とかあの地を守れた後で、今度こそ緑地確保という視点を都市計画に根深く刺し入れないと不味いとは思うけれど、今はそれよりまずは…ということかと。