自分の所だけに利益をもってくる有能さ、という評価の仕方に、一定の限度、枷をつけるために、政治資金の透明化や官房機密費の透明化があるわけですね。
政治というのは「何を行うかの優先順位付け、そのための予算確保」が大きな要素ですが、一部の利益のための予算編成が大きくなりすぎると、全体の成長が損なわれてしまうので。
たとえば、積立てしたマンションの修繕費が、会長のお友達の業者を富ませるための純金の噴水を玄関に設置することに使われ、その分共用部の本来必要な修繕が後回しになるようなケース、のように。
なので、ある一角への恩恵は、同時に全体の利益にもなるかならないか、という評価にかける必要があるわけですね。
政治資金や官房機密費がブラックボックスだと、見えないので予算の編成や使途が適正かどうかがわかんないんですよ。
追えないですからね。
わけわかんないままに何億何十億って預けてるわけです。